ともの家が大切にしていること

理念は「人とつながりともに楽しく生きる」です。

認知症になったら終わりなんて思わないでください。

認知症になった方は何もかも忘れてしまうわけではありません。

しっかり感情は持っておられ多くの方が人の役に立ちたいと考えておられます。

確かにお勤めをしたり家事をしたり、今まで出来たことが出来なくなってしまい落ち込んでしまうことが多くはなっていると思います。そのせいで自分が馬鹿にされている、物が無くなるのは人のせいだと思ったりされるのではないでしょうか？

認知症介護は、自分が忘れてしまう事で大事なことを忘れているんじゃないかなどの恐怖や不安を軽減していくことが大事だと思います。

なのでともの家の対応は

否定しない

私たちは事実がわかっていますが、まずは何が見えたか聞こえたか起こっていない事でも必ず事情を本人から聞きます。
だから説得はしないのです。

自己決定してもらう

ついついわからないだろうと決めつけて、こちらが考えたものが正しくて安全と思いがちですが、何でも周りの人に決められると今の自分だったらどうですか？不自由ではないですか？そうならない為にも私たちはいつも自分で決められるように手助けしています。

体調異変の早期発見

毎日家にいては体温や血圧など毎回測定するのはあまり家庭では改めてされないのではないですか？
食事量、水分量などもデイサービスに来ていただければ、毎回報告が出来ます。
時には排便の有無や尿の回数、他には体重の増減をみていくことが出来ます。
毎日看護師が一人はいますので受診が必要と判断したらご家族に連絡もしています。

水分補給

水分補給は認知症の方にはとても有効で、細胞の活性で頭も冴えたり、夜間尿が減少するとも言われています。
脱水による発熱や便秘など予防できます。
もし便秘や脱水になった場合行動が落ち着かなくなることが認知症の方は多く、かえって介護する方が大変になるのです。
だから来られてから100～150mlの飲み物を5回から6回必ず飲んでいただいたり、ゼリーを食べていただいたりで利用中に700～900ml位は飲まれています。

人と触れ合う

家の中だけでは、昔の事を思い出すくらいしか日常に変化は起きません。
先ほど記した通り認知症になったからといってすべて忘れてしまうわけでもなく、私たちスタッフの顔を新たに覚えてくださっている方もいるのですから、新しい情報を全く覚えてないという事ではないのです。

家族から相談

いつでもお気軽にご相談してください。
認知症介護されてるかたも不安と忙しさ、感情の持って行き場がないほどギリギリで頑張っておられる事と思います。
人に迷惑かけないようと思われていると思いますが、案外他人が代わりにすることでスムーズに解決することも多いですよ。